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はじめに
ロードバイクを手に入れてから数週間。近所のサイクリングロードでの練習にも慣れてきた頃、「もっと遠くへ行ってみたい」という気持ちが自然と湧いてきました。そんなときに耳にしたのが、関東屈指のサイクリングスポット「荒川サイクリングロード」。
信号が少なく、舗装もキレイ。景色も開放的で、しかもずっと川沿いを走れる…そんな情報を見て、「これなら初心者の自分でも行けるかも」と思い、思い切って挑戦してみることにしました。
荒川サイクリングロード(以後荒川CR)とは
荒川サイクリングロードは、埼玉県熊谷市から東京都江戸川区の葛西臨海公園まで、約80kmにわたって続くサイクリング専用道です。河川敷を走るためアップダウンは少なく、車と接触する心配も少ないため、安心して走れます。
道幅も広く、すれ違いや追い越しもスムーズ。週末になると多くのサイクリストがトレーニングやロングライドを楽しんでおり、まさに「ロードバイクの道場」といった雰囲気です。春には桜、夏には緑、秋にはすすき、冬には冴えた空気の中で富士山が見える日もあるそうです。
荒川CRのロードマップ
彩湖の入り口~荒川サイクリングロードに入り、葛西臨海公園を目指すプランを立てました。往復で約100km。人生初の「三桁ライド」に、前日の夜から少し緊張とワクワクが混ざった気持ちで準備をしました。
ルート①:スタート地点は彩湖入り口(昭和水門交差点付近 )~東京外かく環状道路の下を通り抜けるまで
荒川CRに向かうのは今回が初めて。いつも利用している彩湖の入り口からなので、出入り口もわかりやすく、道も整備されていて安心感があります。彩湖の入り口は自動販売機、公衆トイレがあり、スタート地点にはピッタリ。最初のペダルを踏み込んだ瞬間、遠くに続く道が見えて、胸が高鳴りました。





ルート②: 東京外かく環状道路~川口パブリックゴルフ場まで~
荒川サイクリングロードは基本的に一本の長い道が続いていますが、実はところどころで分岐や途切れがあります。特に初心者のうちは「このまま進んでいいのかな?」と不安になる場面も多いはずです。
僕自身、最初に走ったときは道を間違えて行き止まりに突き当たったり、高速道路の高架下で「ここ、通っていいのかな…?」と立ち止まってしまったこともありました。実際には、その高架下をくぐった先にまたCRが続いていた、なんてことも。
ルートをしっかり把握しておけばスムーズに進めますが、初めての場合はこまめに地図アプリや標識を確認するのがおすすめです。特に分岐ポイントでは注意が必要なので、少しでも違和感があれば一度立ち止まって確認してみてください。慣れてくると、「あ、ここね!」と自信を持って進めるようになりますよ。






途中の風景
河川敷の広々とした景色、行き交うサイクリスト、そしてなにより空が広い。道路とは違って、周囲にビルや車がないぶん、まるで風景の一部になったような感覚を覚えました。途中、小さな橋の下をくぐったり、野球場の脇を通り過ぎたりするのも楽しかったです。
休憩ポイント
こまめに休憩を取りながら、道中の自販機でスポーツドリンクを補給。コンビニに立ち寄って、エナジーバーやおにぎりを補給しました。荒川CRはルート上にちょこちょこ休憩ポイントがあるのも安心材料でした。
ゴール地点:葛西臨海公園
ようやくたどり着いた葛西臨海公園では、目の前に海が広がり、風も心地よく、頑張った自分へのちょっとしたご褒美のようでした。芝生に腰を下ろして、ゆっくり呼吸を整えながら飲むコーヒーは格別。
走行中は場所によって風の影響が強く、思ったよりもスピードが出せない区間もありましたが、それもまたロードバイクの魅力のひとつ。自然と向き合いながら、自分のペースで進むことの大切さを感じた一日でした。
持って行ってよかったもの
- ボトル:こまめな水分補給がとても重要。汗が思った以上に出ます。
- グローブ:長時間のライドでも手が痛くならず、握力の消耗も少なくて済みました。
- 補給食:エネルギー切れを防ぐために、少し甘めの補給食を用意して正解でした。
まとめ
荒川サイクリングロードは、ロングライドに挑戦してみたい初心者にとって、まさに理想的な道です。信号が少ないことで集中力が途切れず、自然の中で走る気持ちよさをたっぷり味わえました。
次回は早朝スタートでもう少し距離を伸ばして、さらに遠くの景色を見に行ってみようと思います。初心者でも楽しめるロングライド、ぜひチャレンジしてみてください!
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